2026.7.6 仕事
仕事帰りに透析へ通うなら 夜間帯の透析スケジュールという選択肢
夕方の職場で時計を気にしながら、「今日は透析の日だから」と仕事を途中で切り上げる。そのたびに、職場への気兼ねと体調への不安が重なっていく。週3回の透析と仕事の両立は、働く透析患者さんの多くが抱える悩みです。本記事では、仕事帰りに通う夜間帯の透析スケジュールという選択肢を、1日の流れに沿って整理します。
日中の時間帯に通う場合
勤務時間と重なりやすく、早退や勤務調整が必要になることがあります。一方で、透析後に帰宅してゆっくり休みやすい時間配分です。
夜間帯に通う場合
日中はいつもどおり働き、退社後に透析を受ける流れを作りやすくなります。帰宅が遅くなるため、睡眠時間の確保が課題になります。
どちらが合うかは、仕事の内容、体調、ご家庭の事情によって変わります。この記事では、夜間帯に通う場合の1日のタイムライン、仕事と両立するためのポイント、当院の夜間帯の透析対応を順に整理します。
夜間帯の透析スケジュールとは
週3回・1回4〜5時間の透析を、生活のどこに置くか
血液透析は週3回、1回4〜5時間が基本です。この時間を生活のどこに置くかで、仕事との両立のしやすさは大きく変わります。日中の時間帯に通うと勤務と重なりやすいため、夕方以降に透析を受ける夜間帯のスケジュールを選択肢として考える方は少なくありません。
当院では、月・水・金は8:30〜22:30、火・木・土は8:30〜18:00まで透析診療を行っています(日曜休診)。月・水・金であれば、仕事帰りの夕方以降に来院して透析を受ける通い方もご相談いただけます。
- 月・水・金は8:30〜22:30まで透析診療
- 火・木・土は8:30〜18:00まで透析診療
- 1回4〜5時間、週3回が基本
- 開始時刻や透析時間は主治医と相談して決める
当院は「透析に合わせる生活ではなく、生活スタイルに合わせた透析を」という考え方を大切にしています。ただし、透析時間や開始時刻は、体調や検査結果を踏まえた医学的な判断が前提です。希望がある場合は自己判断で変えるのではなく、まず主治医や当院スタッフへご相談ください。
1日のタイムラインで見る「仕事→夜間透析→帰宅」
ここでは、月・水・金に夜間帯の透析へ通う場合の1日の流れを、一例として見てみます。あくまでイメージであり、実際の開始時刻や透析時間は、体調や治療内容を踏まえて主治医と相談しながら決めていきます。
日中|いつもどおり仕事をする
透析日でも、日中は普段どおり勤務する方が多くいます。体重管理のため、昼食や水分の取り方は、主治医や管理栄養士と相談した範囲を意識して過ごします。
夕方|退社して来院し、体重測定と体調確認を行う
当院は南砂町駅1番出口から徒歩6分、東陽町駅4番出口から徒歩9分です。仕事帰りに電車で立ち寄りやすい場所にあります。来院したら体重を測り、血圧や体調を確認してから透析を始めます。日中に気になる症状があった場合は、穿刺の前にスタッフへ伝えてください。
夜間帯|4〜5時間の透析を受ける
月・水・金は22:30まで透析診療を行っているため、夕方に開始して22時台に終える時間配分が一つの目安になります。透析中は休息や仮眠、読書などをして過ごせます。
終了後|止血と体調確認をして帰宅する
透析後は止血と体調の確認を行ってから帰宅します。帰宅後はできるだけ早めに休み、翌朝の体調も観察しましょう。
夜間帯のスケジュールは、日中の仕事を中断しなくてよい一方で、帰宅と就寝が遅くなります。次のような点に無理が出ていないか、定期的に見直すことが大切です。
- 帰宅後の睡眠時間が削られ続けていないか
- 翌朝に疲れやだるさが残り続けていないか
- 透析後の食事が極端に遅くなり、量や内容が乱れていないか
- 透析後の気分不良やシャント部位の出血を我慢していないか
透析後に出血が止まりにくい、強い倦怠感が続くといった場合は、我慢せず当院へ連絡してご相談ください。症状によっては受診が必要になることもあります。
仕事と夜間帯の透析を両立するポイント
体調の変化を我慢しないことが両立の土台です
両立を続けるうえで避けたいのは、体調の変化を「忙しいから」と後回しにすることです。透析中の血圧低下、透析後の疲れの残り方、睡眠の質などは、スケジュールを調整する大切な手がかりになります。診察の時は、仕事の状況も含めて主治医、看護師、臨床工学技士へ伝えてください。
勤務先との調整は「固定の通院曜日がある」ことの共有から
勤務先との調整は職場ごとに事情が異なります。一般的な考え方としては、透析の曜日が決まっていること、透析日は遅くまでの残業が難しいことなど、業務に関わる範囲を必要に応じて共有しておくと、急な予定変更の負担を減らしやすくなります。どこまで伝えるかはご自身で決めてよいことです。説明のための書類が必要な場合は、主治医にご相談ください。
- 透析の曜日と、終業から来院までの所要時間
- 透析日の残業や急な予定変更への備え
- 透析翌朝の業務負担と通勤時間
- 体調が崩れた時に相談する相手(主治医・看護師・職場の担当者)
この4点を整理しておくと、勤務先とも医療機関とも話がしやすくなります。完璧に決めてから動く必要はなく、迷っている内容ごと相談して構いません。
当院の夜間帯の透析対応と見学・相談
当院の透析診療時間は、月・水・金が8:30〜22:30、火・木・土が8:30〜18:00で、日曜は休診です。血液透析(HD)のほか、オンラインHDFやIHDFにも同じ診療時間で対応しています。どの方法が合うかは状態により異なるため、医師が確認しながらご説明します。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8:30~22:30 | ○ | - | ○ | - | ○ | - | - |
| 8:30~18:00 | - | ○ | - | ○ | - | ○ | - |
| 休診日 | 日曜 |
| 住所 | 〒136-0076 東京都江東区南砂2-36-10 光陽ビル2F |
|---|---|
| 最寄り駅 | 東西線 南砂町駅 1番出口から徒歩6分 東西線 東陽町駅 4番出口から徒歩9分 |
| 電話番号 | 03-5683-2277 |
| 透析のご予約・ご相談 | 電話・メールフォーム |
通院方法に不安がある場合は、送迎サービス(送迎車は全車椅子対応)についてもご相談いただけます。送迎エリアや時間帯には条件があるため、事前にご確認ください。
夜間帯の透析を考え始めたら
- 今の透析スケジュールで困っている点を書き出す
- 主治医に、夜間帯への変更が体調面で可能か相談する
- 仕事帰りの通院経路と、帰宅後の休み方をイメージする
- 見学や相談で、実際の院内の雰囲気と流れを確認する
当院では、夜間帯の通院を迷っている段階でのご相談や見学のご希望もお受けしています。「まだ決めていないけれど話を聞いてみたい」という段階でも構いません。受付スタッフへお気軽にお声がけください。
よくある質問
夜間帯の透析は何曜日に対応していますか?
当院では月・水・金は8:30〜22:30まで透析診療を行っています。火・木・土は8:30〜18:00、日曜は休診です。
仕事帰りに通うと透析時間は短くなりますか?
透析は1回4〜5時間、週3回が基本です。透析時間は体調や検査結果を踏まえて主治医が判断するため、自己判断で短くすることは避けてください。
夜間帯への変更は誰に相談すればよいですか?
まず主治医にご相談ください。当院への転院を含めて検討したい場合は、受付スタッフや看護師が状況を伺いますので、お電話やメールフォームからご連絡ください。
透析中はどのように過ごせますか?
休息や仮眠、読書などで過ごす方が多くいます。透析中の過ごし方や食事のタイミングは体調により異なるため、当院スタッフへご確認ください。
見学だけでも申し込めますか?
はい。夜間帯の通院を迷っている段階でも、見学やご相談をお受けしています。電話またはメールフォームからお問い合わせください。
※本記事は、透析と日常生活の両立について当院でよくいただくご相談を整理したものです。生活リズムや通院方法、在宅での過ごし方は患者様ごとに異なるため、主治医や当院スタッフにご相談ください。
