2026.4.20 家族
家族が知っておきたい発熱時に透析を休まないための連絡手順
透析患者さんに発熱や感染症が疑われる症状が出た時、ご家族が最初に迷いやすいのは「今日は透析を休んだ方がよいのか」「どこへ連絡すればよいのか」という点です。当院でも、発熱時の相談はご家族からいただくことが少なくありません。大切なのは、自己判断で透析を休む方向へ急がず、症状と連絡先、必要書類を落ち着いて整理することです。連絡の順番を共有しておくことで、患者さん本人もご家族も動きやすくなります。
最初に共有したい結論
- 発熱があっても、自己判断で透析を休まず、まず主治医や医療機関へ連絡してください
- 受け入れ可否は、症状、紹介情報、空床状況などを踏まえて個別に判断されます
ご家族が先に整理しておきたいこと
症状と連絡先を分けて考えると、慌てにくくなります
発熱時は、熱の高さだけでなく、咳、息苦しさ、強い倦怠感、食事や水分が取れているか、普段と違う様子があるかを整理しておくと、連絡時に状況を伝えやすくなります。透析患者さんは通院を継続する必要があるため、家族が代わりに情報をまとめておくことが役立ちます。
ご家族が「まず何をすればよいか」を共有しておくと、夜間や休日でも動きやすくなります。当院では、症状がある時も透析を止めないための相談を大切にしており、感染症対応透析や個室陰圧室を含めた案内につなげています。
発熱時は、ご本人がつらさや不安から十分に説明できないこともあります。だからこそ、ご家族が平熱、普段の血圧、食事量、歩けるかどうか、最後に透析を受けた日時などを簡単にメモしておくと、医療機関に連絡した時のやり取りがスムーズになります。
家族が確認する情報
- 発熱の有無と、いつから続いているか
- 咳、息苦しさ、だるさ、食欲低下の有無
- 直近の透析日時と次回予定
連絡時に伝えたい情報
- 主治医や通院先の名称
- 紹介状、透析サマリー、直近記録の有無
- 移動手段や付き添いの状況
普段から紙やスマートフォンのメモに、保険証の保管場所、主治医の連絡先、よく使う薬の内容、透析施設名を書いておくと、いざという時に家族が動きやすくなります。患者さん本人が説明しにくい場面でも、ご家族が代わりに必要情報を伝えやすくなります。
発熱時に透析を止めないための連絡手順
連絡は「症状確認」「医療機関への相談」「必要書類の準備」の順で整理すると進めやすくなります
症状を確認する
体温、息苦しさ、咳、食事や水分が取れているかを確認します。発熱、息苦しさ、出血、激痛などの赤旗症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。
主治医や医療機関へ連絡する
自己判断で透析を休まず、まず主治医や医療機関へ相談します。ご家族が連絡する場合も、患者さんの症状と次回透析予定を伝えると整理しやすくなります。
必要書類を準備する
紹介状、透析サマリー、直近の透析記録、検査結果、投薬情報があると受け入れ判断につながりやすくなります。
連絡の場面では、「熱があるので休みます」とだけ伝えるのではなく、「何度の発熱がいつからあるか」「息苦しさや咳があるか」「次回透析予定はいつか」「紹介状やサマリーは用意できるか」を順に伝えると、案内が受けやすくなります。ご家族が落ち着いて話せるよう、聞かれそうな項目を先に手元に置いておくことが大切です。
また、症状が軽く見えても、透析患者さんでは脱水や食欲低下、呼吸器症状の影響が大きく出ることがあります。受診や透析継続の判断は自己判断にせず、必ず医療機関の指示を確認してください。
当院では感染対策を重視した透析継続の相談が可能です
当院では、感染症対策特化型の透析クリニックとして、個室陰圧室7床とゾーニングを活かした運用を行っています。症状や状況により受け入れ可否は変わるため、事前連絡のうえご相談ください。
当院へ相談する時に伝えたい内容
ご家族が代わりに整理しておくと、相談がスムーズになります
当院へご相談いただく際は、患者さんの現在の症状、主治医からの指示、直近透析の状況、必要書類の有無をまとめておくと案内がしやすくなります。ご家族だけで抱え込まず、看護師や受付スタッフへ早めにご相談ください。
受け入れの判断には、その日の空床状況だけでなく、感染症状の有無、治療条件、必要書類の準備状況などが関わります。ご家族が代わりに連絡する場合も、「分からないから後で」とせず、分かる範囲だけでも先に共有していただくと次の案内につながりやすくなります。
| 相談時に役立つ情報 | 発熱の経過 / 呼吸器症状の有無 / 次回透析予定 / 紹介状や透析サマリーの有無 |
|---|---|
| 当院の体制 | 感染症対策特化型 / 個室陰圧室7床 / PCR検査・抗原検査対応 |
| 通院しやすさ | 南砂町駅徒歩6分 / 東陽町駅徒歩9分 / 送迎サービスあり(全車椅子対応) |
| お問い合わせ | 03-5683-2277 / ご予約・お問い合わせフォーム |
送迎を利用している方では、体調変化がある日の移動方法も確認しておくと安心です。当院では全車椅子対応の送迎体制がありますが、症状や当日の案内内容によって対応は異なるため、まずは現在の状況をお伝えください。
ご家族だけで判断せず、早めにご相談ください。
発熱時は、ご家族ほど「休ませた方がよいのでは」と不安になりやすいものです。ただ、透析患者さんでは通院を止めないための相談がとても大切です。当院でも、主治医との連携を前提に、必要な連絡や準備を整理しています。迷った時は、ご家族だけで判断せず、ご相談ください。
当院では、PCR検査・抗原検査対応、感染症対策を踏まえた透析継続の相談体制を整えています。症状がある時ほど「相談してよいのだろうか」と遠慮しやすくなりますが、迷った時点で連絡することが安全につながります。
よくある質問
熱が出たら透析を休んだ方がよいですか?
自己判断で透析を休まず、まず主治医や医療機関へ連絡して受診方法を確認してください。
家族が代わりに連絡してもよいですか?
はい。患者さん本人の症状や次回透析予定、書類の有無を整理して伝えると相談が進めやすくなります。
紹介状が手元にないと相談できませんか?
状況により案内は異なりますが、まずはご相談ください。必要書類はできるだけ早めに準備することが大切です。
PCR検査や抗原検査だけで判断できますか?
検査結果だけで断定はできません。症状や診察内容も合わせて判断されるため、医療機関へご相談ください。
感染対策が心配な時も相談できますか?
当院では感染対策を重視した体制を整えています。個室陰圧室やゾーニングの運用も含めてご説明しています。
※本記事は、当院で透析中によく確認する体調変化や感染対策の目安を整理したものです。発熱や呼吸器症状、シャントトラブルがある場合は自己判断せず、主治医または医療機関にご相談ください。
