2026.5.25 透析
送迎車で透析に通う時の車椅子対応と相談点
透析通院は、治療そのものだけでなく、通い続けられる移動手段を整えることも大切です。歩行に不安がある方、車椅子を使っている方、付き添いの負担を減らしたい方は、送迎車の対応範囲や乗降時に確認したいことを早めに整理しておくと安心です。当院では送迎車を全車椅子対応とし、通院負担についてもご相談を受けています。
送迎相談の前に整理すること
送迎は「利用できるか」だけでなく、続けやすさを一緒に考えます
送迎車を使うかどうかは、距離だけで決まるものではありません。透析後の疲れ、歩行状態、車椅子の種類、家の前の道路状況、付き添いの有無など、実際の移動に関わる要素を合わせて確認します。透析後は血圧の変動やだるさを感じる方もいるため、帰宅時の動線まで含めて考えることが大切です。
相談前にメモしておくとよいこと
- 自宅から道路までの段差、エレベーターの有無
- 普段使っている車椅子、歩行器、杖の種類
- 透析前後で疲れやすい時間帯、付き添いの有無
- 緊急連絡先、家族が対応しやすい曜日や時間
乗降時に確認したいこと
自宅前の動線
玄関から送迎車までの段差、雨の日の足元、車を停められる場所を確認します。マンションの場合はエレベーターや共用部の幅も関係します。
車椅子の使い方
車椅子のまま乗れるか、乗り換えが必要か、フットレストやブレーキの状態などを確認します。普段の介助方法も伝えると安全確認がしやすくなります。
透析後の帰宅
治療後のふらつきやだるさがある場合は、帰宅後すぐ休める環境を整えておきます。家族がいる時間帯も、通院計画の判断材料になります。
送迎の可否や条件は、送迎エリア、時間帯、患者さんの状態によって変わります。「前の施設では使えていたから同じ」と決めつけず、転院や通院先見直しの際は改めて確認しましょう。
当院の通院環境
駅からのアクセスと送迎を組み合わせて考えられます
当院は東京メトロ東西線 南砂町駅1番出口から徒歩6分、東陽町駅4番出口から徒歩9分です。歩ける距離であっても、透析後の体調や天候、荷物、付き添いの有無で負担は変わります。送迎が必要かどうかは、実際の生活リズムに合わせて相談できます。
| 所在地 | 〒136-0076 東京都江東区南砂2-36-10 光陽ビル2F |
|---|---|
| アクセス | 南砂町駅1番出口から徒歩6分 / 東陽町駅4番出口から徒歩9分 |
| 送迎 | 送迎サービスあり。送迎車は全車椅子対応 |
| 透析時間 | 月水金 8:30〜22:30、火木土 8:30〜18:00 |
| 相談先 | 受付スタッフ、看護師、臨床工学技士、主治医 |
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8:30〜22:30 | ○ | - | ○ | - | ○ | - | - |
| 8:30〜18:00 | - | ○ | - | ○ | - | ○ | - |
送迎を利用する場合も、体調が大きく変わった時は事前連絡が大切です。発熱、息苦しさ、強い倦怠感がある場合は、自己判断で透析を休まず、まず主治医や医療機関へ連絡して受診方法を確認してください。移動中の安全にも関わるため、体調変化は早めに共有しましょう。
送迎の相談では、ご本人が「迷惑をかけたくない」と遠慮してしまうことがあります。しかし、通院の負担が大きいまま続くと、透析前から疲れてしまったり、治療後の帰宅が不安になったりします。車椅子を使っているかどうかだけでなく、長い距離を歩くと疲れる、雨の日だけ不安、透析後だけふらつくといった変化も相談してよい内容です。
ご家族にとっても、送迎の有無は生活リズムに関わります。毎回の付き添いが難しい場合、誰が緊急連絡を受けるのか、帰宅後にどのくらい見守れるのかを先に整理しておくと、スタッフ側も確認しやすくなります。患者さん本人の希望と家族の負担を分けて話すことで、無理のない通院方法を考えやすくなります。
転院を検討している段階では、送迎だけを先に決めることはできません。透析条件、通院時間、感染症対策、体調、必要書類などを合わせて確認する必要があります。当院へ相談する際は、現在の透析曜日、穿刺やシャントで気をつけていること、透析後の疲れ方も伝えてください。移動の不安は、治療を続けるための大切な判断材料です。
通院方法は一度決めたら変えられないものではありません。体力が落ちた、家族の勤務時間が変わった、車椅子を使うようになったなど、生活状況が変われば相談内容も変わります。透析を無理なく続けるために、送迎や来院時間は必要に応じて見直すものとして考えてください。
また、送迎を希望する場合は、透析日だけでなく前後の予定も大切です。通院前に食事や服薬をどう済ませるか、帰宅後に休める場所があるか、雨の日や暑い日の移動をどうするかまで考えておくと、実際の負担を減らしやすくなります。
送迎相談は、患者さんの安全だけでなく、通院を支える家族の予定を守るためにも役立ちます。無理を重ねる前に、現在の困りごとを具体的に伝えることが大切です。
小さな段差や短い歩行距離でも、透析後には大きな負担になることがあります。普段は歩ける方でも、治療後の状態を基準にして相談することが大切です。
送迎の条件は、患者さんの状態や曜日によって変わるため、早めに確認しておくと予定変更にも対応しやすくなります。遠慮せず相談してください。
医師から患者さんへ
通院の不安は、治療を続けるうえでとても大切な相談です。歩けるかどうかだけで我慢せず、透析後の疲れ、家族の負担、車椅子での移動を含めてお話しください。当院では、通院しやすさも透析を続けるための判断材料として一緒に整理します。
よくある質問
送迎車は車椅子のまま利用できますか?
当院の送迎車は全車椅子対応です。ただし利用条件や乗降方法は患者さんの状態、住所、時間帯により確認が必要です。
送迎エリアは決まっていますか?
送迎エリアや時間帯には条件があります。利用を希望される場合は、事前に当院へご相談ください。
家族が毎回付き添えない場合も相談できますか?
はい。付き添いの頻度、緊急連絡先、帰宅後の過ごし方を含めて確認します。
透析後にふらつくことがあります。送迎時に伝えるべきですか?
必ずお伝えください。透析後の体調は乗降や帰宅後の安全確認に関わります。
駅から近ければ送迎は不要ですか?
距離だけでは判断できません。透析後の疲れ、天候、歩行状態、付き添いの有無を含めて相談しましょう。
転院前に送迎の相談はできますか?
可能です。現在の透析条件や住所、移動状況を整理し、主治医との連携を前提に確認します。
※本記事は、通院方法や臨時透析の相談時によくいただくご質問を整理したものです。送迎の可否や受け入れ条件、必要書類は状況により異なるため、主治医や当院へ事前にご相談ください。
