2026.7.27 透析
台風や大雨の日の透析通院 事前に決めたい連絡と送迎相談
台風や大雨の日は、透析に行く必要性と移動中の安全を同時に考えるため、不安が大きくなります。透析は予定通り続けることが基本ですが、交通機関の乱れや道路状況によっては事前の連絡と調整が欠かせません。本記事では、悪天候の前日までに決めておきたい連絡先、当日の確認、送迎相談の考え方を整理します。
悪天候時に最初に守りたいこと
- 自己判断で透析を休まない
- 通院が難しそうな時は、早めに通院先へ連絡する
- 移動手段、到着見込み、付き添いの有無を分けて伝える
透析通院は「行けるか」だけでなく「安全に行けるか」で考えます
透析を休む判断は、本人だけで抱えないことが大切です
血液透析は、体にたまった余分な水分や老廃物を定期的に除く治療です。台風や大雨で外出が不安な日でも、透析を飛ばしてよいかどうかは、体重増加、血圧、カリウムなどの検査値、前回透析からの間隔によって変わります。自己判断で休むと、次回の透析で除く水分量が増え、体への負担が大きくなることがあります。
一方で、冠水、強風、転倒の危険がある中で無理に移動することも避けるべきです。だからこそ、悪天候時は「通院できないかもしれない」と感じた段階で、当院または現在の通院先へ連絡し、透析予定と移動方法を一緒に確認することが大切です。
前日までに確認すること
天気予報、公共交通機関の計画運休、送迎の可否、家族や付き添いの予定、携帯電話の充電を確認します。
当日に確認すること
自宅周辺の冠水、道路の安全、血圧や息苦しさ、出発できる時刻、到着が遅れる可能性を確認します。
事前連絡では、状況を短く分けて伝えます
連絡内容は「体調」「移動」「希望」の3つで十分です
悪天候の日は、慌てるほど説明が長くなりがちです。電話やフォームで相談する時は、体調、移動手段、希望する相談内容を分けると伝わりやすくなります。たとえば「血圧は普段通り」「駅まで歩く道が冠水している」「送迎の時間変更ができるか相談したい」のように、事実を短く伝えるだけでも調整の材料になります。
体調
息苦しさ、むくみ、血圧、発熱、強いだるさなど、普段と違う点を伝えます。
移動
電車、徒歩、家族送迎、当院送迎など、予定している手段と困っている点を伝えます。
時間
出発できる見込み、到着が遅れそうな理由、連絡が取れる電話番号を確認します。
相談
予定通り来院すべきか、時間調整が必要か、送迎条件を確認したいかを伝えます。
発熱や感染症疑いがある時も、透析予定を自己判断で変えません
台風や大雨の日に体調不良が重なると、通院をためらいやすくなります。発熱、呼吸器症状、強い倦怠感がある場合も、透析を休むかどうかを自己判断せず、まず連絡して受診方法を確認してください。当院では感染症対策として個室陰圧室7床と院内ゾーニングを備え、症状や空床状況を踏まえて対応を確認します。
連絡が遅れると、送迎の調整や透析時間の変更、院内での待機場所の確認が難しくなることがあります。悪天候の日は、普段なら問題なく通える距離でも、駅までの道や建物の入口で転倒しやすくなることがあります。ご本人が「まだ大丈夫」と感じていても、ご家族が移動の危険を感じた場合は、その時点で情報を共有してください。
当院の通院環境と送迎相談の確認点
当院は南砂町駅1番出口から徒歩6分、東陽町駅4番出口から徒歩9分の場所にあります。送迎車は全車椅子対応ですが、送迎エリアや時間帯、悪天候時の道路状況によって調整が必要になることがあります。
| 所在地 | 〒136-0076 東京都江東区南砂2-36-10 光陽ビル2F |
|---|---|
| アクセス | 東京メトロ東西線 南砂町駅1番出口徒歩6分、東陽町駅4番出口徒歩9分 |
| 送迎 | 送迎サービスあり。送迎車は全車椅子対応です。 |
| 透析診療時間 | 月水金 8:30〜22:30、火木土 8:30〜18:00 |
| 電話 | 03-5683-2277 |
家族や付き添いの方と共有しておきたいこと
ご家族がいる場合は、台風シーズンの前に「誰が連絡するか」「どの道を避けるか」「送迎が難しい時にどうするか」を話し合っておくと安心です。一人暮らしの方は、連絡先を紙にも残し、携帯電話が使えない場合の備えも用意しておくと、当日の負担を減らせます。
また、透析バッグや薬、お薬手帳、保険証、医療証などを一か所にまとめておくと、急な移動や付き添い交代の時にも説明しやすくなります。大雨で外出準備に時間がかかる方、車椅子での乗降に不安がある方は、普段より早めに準備を始める前提で計画しておくと安心です。
悪天候時は、予定通り来院できるかだけでなく、帰宅時の天候も確認します。行きは小雨でも、透析が終わる時間に風雨が強まることがあります。夜間帯の透析を受けている方、歩行に不安がある方、付き添いが途中で交代する方は、帰宅まで含めた連絡方法を決めておくと、透析後の不安を減らせます。
普段は一人で通える方でも、傘を差しながら荷物を持つ、濡れた床を歩く、タクシー乗り場で待つといった場面では負担が増えます。小さな不安でも、事前に共有しておくことが大切です。帰宅後に連絡できる相手も決めておくと安心です。
悪天候時の相談は、早めの共有が安全につながります
透析は継続が大切な治療です。悪天候の日は「行くか休むか」を一人で決めるのではなく、通院の安全と透析の必要性を分けて確認しましょう。当院へのご相談は電話またはお問い合わせページから受け付けています。
よくある質問
台風の日は透析を休んでもよいですか?
自己判断で休まず、まず通院先へ連絡してください。体調、前回透析からの間隔、移動の安全を踏まえて確認します。
何日前から相談すればよいですか?
台風の進路や計画運休が分かった段階で早めに相談してください。前日までに連絡先と移動方法を決めておくと当日慌てにくくなります。
送迎は悪天候でも利用できますか?
道路状況や時間帯、送迎エリアによって調整が必要です。利用可否や時間変更は事前にご確認ください。
到着が遅れそうな時はどうすればよいですか?
分かった時点で電話してください。到着見込み、現在地、体調を伝えると調整しやすくなります。
発熱もある場合はどう連絡すればよいですか?
体温、症状、いつから続くか、周囲の感染状況を伝えてください。透析を自己判断で休まず、受診方法を確認します。
家族が代わりに連絡してもよいですか?
はい。本人が移動や体調で連絡しづらい時は、ご家族から状況をお伝えいただくこともできます。
※本記事は、通院方法や臨時透析の相談時によくいただくご質問を整理したものです。送迎の可否や受け入れ条件、必要書類は状況により異なるため、主治医や当院へ事前にご相談ください。無理のない来院計画が大切です。
